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  • 2010.03.01 Monday

オプション取引による資産運用

私が今まで行ってきた様々な投資手法の中で最もパフォーマンスが良かった手法が、日経225オプションの売り戦略です。始めたのは、まだ社会人になったばかりの頃でした。親から貰ったお金と、自分の僅かな給料を合わせた貯金を、約7倍程度に増やすことができました。



なぜ通常の株式取引ではなく、オプション取引に魅力を感じたのかというと、やはり、「商品の仕組みそのものから利益を得られる」からです。通常の株ではこうはいきません。株の場合は、やはり予想を当てなければならないんです。ファンダメンタルズやテクニカル分析を通して、価格がどちらに動くのかを推測しなければなりません。ところが、いくら会社の業績を調べたり、様々なテクニカル分析を駆使しても、株価が上がるか下がるかは、確率的にはほとんど五分五分でしかないのだと思います。世の中には巧妙な個人投資家や、株価の予測を生業にするプロ達であふれています。定量的な分析や、常に業界の動向をチェックすることには自信がありましたが、それでも、そんな相場巧者達を出し抜いて価格の動きを当てるなど、とても自分には無理だと感じました。

オプション取引を始めた当初は、慣れないことや元手が少ないこともあって、あまり満足するパフォーマンスにはなっていません。ただし、この期間に投資スキルが磨かれたせいか、初めてから2年ほど経ってからは、急激にパフォーマンスを伸ばすことができました。

この頃、自分でもやっと「コツをつかんだ」という感覚がありました。今まで必死に蓄えてきた知識と、それまでの取引経験が統合されて、フッとわかったんです。値動きに対する変動感覚が身につき、オプション取引の勘どころが自分の血肉となったためでしょう。ちょうど小さな子供が、それまでは補助輪付きでしか自転車に乗れなかったのに、感覚が身について、急にバランスを取りながら補助輪無しで走れるようになるのと似ていると思います。

■オプション取引とは?

通常の株や商品先物と同じく、オプションにも売りと買いがあります。ただし、少し難しいのが「権利行使価格」の存在でしょうか。ひとつの原資産(日経225オプションなら、日経225のこと)に対して幾つかの権利行使価格があり、この中から売買する価格を選ぶことができます。ちなみに、日経225オプションの権利行使価格は500円刻みとなっており、やや売り方に有利です。ほかには、価格の変動の度合いを表すボラティリティという指標が重要で、このボラティリティがオプションの価格を左右します。また、証拠金取引なので、自分の手持ちの資金と比べて、レバレッジを効かせた大きなゲームができます。

やはり取引の前にはオプションを解説した入門書を一冊読んでおくのがいいでしょう。最近では増田丞美さんという方を中心に、日本語で書かれた入門書がたくさん出回っています。(昔はわざわざ洋書を取り寄せて勉強したものです・・)オプション市場の仕組みから、利益をあげるための様々な手法まで、詳しく書かれたものが多いです。また、ネット上にもいろいろな情報が出回っています。それを知ればすぐ利益になるほどの貴重な情報は、さすがにそう簡単には手に入りませんが、それ以前の基本的なことなら、初心者向けの書籍やインターネットから誰でも簡単に得ることができます。

■オプション取引を学ぶ

上で簡単に情報が得られるようになったと書きましたが、当然ながらそれだけでは利益を上げることは不可能です。後で述べるDVDや書籍にはヒントとなる情報がたくさん詰まっていますが、私がここまで上達したのは、あくまで自分で試行錯誤したおかげです。というのも、やはりオプション関連の書籍・DVDは、最近になってやっと充実してきたからです。もし私がオプションを始めるときに、今のような環境があればもう少し楽だったのに・・とはよく思います。(まあ、いまさら言っても仕方ありませんが・・笑)

今の人は本当に恵まれていると思います。特に、セミナーやDVDなどでの講師のちょっとした発言などから良いヒントを得られることが多いです。せいぜい2,000円で買えるような入門書には、まだまだ利益に直結するような本当に重要なことは書いてありません。

■私が財産を築いた「ショート・ストラドル戦略」

次に、私の使っていた戦略をおおまかに解説します。それは、日経225オプションのプットとコールを同時に使って、高いプレミアムを継続的に得ていく、という方法です。非常に勝率・利益率の良い方法ですが、何日も価格を見ずに、売りポジションを放っておくと、大きな損失になってしまうことがあります。ですから、現物の株を買うよりも神経を尖らせて市場の動きに注意していなければなりません。オプションの売りでは常に原資産の価格をチェックしておくのが最大のリスクヘッジです。私の手法も慎重なリスクヘッジによって成り立つものです。

右の2枚の図が、私が常にとっていたポジションである、ショート・ストラドルの損益構造です。(「金融大学」さんからお借りした画像です)オプションの仕組みがわかってくれば、この戦略がいかに高い勝率となるか、理解して頂けると思います。日経平均が大きく動き、ポジションが利益圏から外れそうになった場合は、損失が出そうになっている側のオプションを買い戻し、権利行使価格がよりアウト(日経平均から離れている)のオプションを売ることになります。こうして、常に右図のようなポジションを維持し続けるわけです。


ショート・ストラドルは非常に神経を使う方法です。ただし、ヘッジすることさえ忘れなければ、同じ作業を繰り返すだけで確実に利益が入ってくるわけです。単純な株の売買では、株が上がるのか、下がるのかを予想しなければいけません。ところが、オプションのショート・ストラドル戦略は「常に」利益のチャンスがあります。まさに、時間価値と呼ばれるすべてのオプションが持っている価値を売り続けることだからです。自分が持っていない商品を売り、その売値を自分の利益とする・・そんな有利な取引ができるのがオプションの魅力です。



■オプション売買の実践のために

今では、私の数年間に渡る試行錯誤から得る知識を簡単に得られるようになっています。それも、英語ではなく日本語で、です!というのも、上述したオプション取引の第一人者である増田丞美さんによる、以下で紹介するようなDVDが発売されているからです。私も最初は興味半分で見たのですが、あまりにも自分が築き上げてきたノウハウと同じものが簡単に紹介されて、驚いてしまいました。加えて、さらに日本市場でのオプション取引が面白い時代になると思いました。こうして参加者が増え、市場の流動性が増せば、価格の変動が激しくなり利益を得るチャンスがさらに増えるからです。原資産のおまけ程度、あるいは原資産が下落したときのためのヘッジの場に過ぎなかったオプション市場が、表舞台に出てくるようなるんです。

もちろん、これを見れば誰でも簡単にオプションで利益を上げられるというわけではありません。ただし、取引をする上で本当に重要で利益に直結する知識やテクニックが、あますところなく紹介されているんです。これを見るだけで、私の経験数年分の知識・ノウハウを一挙に手に入れることができるでしょう。

特に役に立つと思うのは、以下の4点です。どちらもオプション売買のエッセンスが詰まっています。売買経験のない評論家による能書きではなく、真のオプション・トレーダーが「いかに利益を出すか」を解説したものです。売買経験数年に並ぶほどの価値があるセミナーです。まず、次の2点は、オプション全般についての解説。まずはこれで基礎固めをすれば、どんな市場でも戦っていけるでしょう。

オプション売買入門セミナー

第2回 オプション売買入門セミナー

そして、次の2つのDVDが、この著者の真骨頂とも言える、日経225オプションにおいていかに利益を出すかの解説です。これは本当にすごいです。このDVDでしか得られない情報が山のようにあります。私もこれを見ることによって、日経225独特の価格の推移や、材料への反応の仕方を学ぶことができました。

日経225オプション売買セミナー [入門編]

日経225オプション売買セミナー [実践編]

以上の4点で、オプションの基礎から、様々な取引手法まで学ぶことができます。私が財産を築いたショート・ストラドル戦略ももちろん解説されています。原資産が動いたときのヘッジの重要さをよく理解でき、それを上手くこなすためのテクニックを身に付けることもできるでしょう。これら以外にも増田丞美氏は複数の書籍を出版されていますが、今のところDVDの方がはるかに情報量が多く、また説明もわかりやすいです。丁寧で形式的な解説の中ではなく、会話の中でのちょっとしたニュアンスや、何気なく発する一言一言の中に、重大なヒントが隠れているように思います。

今後も様々なオプション情報を紹介していこうと思います。

  • 2010.01.12 Tuesday


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